健康な時には何でも好きなものを食べられますが、かむ、飲み込むが困難になると食べにくくなる食品はいくつか出てきます。
症状が進んできた場合には刻み食や流動食が必要な場合も出てくるでしょうが、できるだけ普通に食事ができることが大切です。介護食というと特別に作らなけければいけないと思いがちですが、調理の際に少しだけ工夫することによって、家族と同じものを普通に食べられるのです。
介護という言葉はしてあげる人としてもらう人と特別な関係に思われがちですが、決してそうではありません。ご飯の基本は水加減を増やして、好みの柔らかさに炊き上げます。
おかゆの場合は水分を充分に吸った状態に仕上げるようにして、ご飯粒を押しつぶして誤嚥を防ぐようにします。パンの場合は耳のかたい部分は取り除いて、柔らかい部分をスープに浸し足り、フレンチトーストにするとしっとりとして食べやすくなります。
麺類はすすり上げる時に誤嚥が起こりやすくなります。3センチから5センチ長さに切って、ゆですぎるくらいの柔らかさにします。
ラーメンなどのこしの強いものは、じっくり煮込んで柔らかくします。汁にはとろみをつけて麺に絡めながら食べるようにします。
例えばチャーハンのような、炒めたご飯はパラパラとして食べにくい印象がありますが、スープを加えてひと煮すれば食べやすくなります。かみにくいエビなどの具は叩きつぶすか刻むようにするといいでしょう。
グラタンはホワイトソースでからんであるため、比較的食べやすいのですが、マカロニを表示の時間よりも長くゆでたり、具の切り方を工夫したりホワイトソースを緩めにすると、とても食べやすくなります。
その時、鶏もも肉をささみに変えて繊維を断ち切るように細切りにし、マッシュルームは生のものにしたり、玉ねぎはみじん切りにすると、とても食べやすくなります。
忙しい時は介護用に開発された食品も多く出回っているので、上手に利用するのも一つの方法です。